「毎月の車の維持費、重くないですか?」
ガソリン代、駐車場代、自動車税、保険料──。車を所有しているだけで、知らぬ間に毎月3〜4万円が出ていく。それでも「車がないと不便」と感じて手放せずにいる人は多いと思います。私もかつてそうでした。
でも思い切ってマイカーを手放し、カーシェアを中心にした生活に変えてみたところ、年間で30万円以上の節約に成功。しかも、想像していたよりずっと快適で、車を「持つ」ことより「使う」ことに価値を感じるようになりました。
この記事では、そんな実体験をもとに、カーシェアを活用して無理なく節約する具体的なプランを紹介します。
「本当に不便じゃないの?」「どのくらいお得なの?」という疑問を解消しながら、あなたの生活にもぴったりの使い方を見つけていきましょう。
なぜカーシェアで節約できるのか?
マイカーを持つと、たとえ乗らなくてもお金がかかります。
具体的には以下のような固定費が発生します。
*駐車場代(都市部) 約20,000円(月額)
*ガソリン代 約8,000円(月額)
*保険料・税金・車検費用 約10,000円(月額)
合計 約38,000円(月額)
年間で約45万円以上。
それに対しカーシェアは、使った分だけ支払う従量制。
平均して月5,000〜10,000円程度に抑えられることが多く、年間で30万円以上の節約が可能です。
シェアを使った「現実的な節約プラン」
ここからは、実際にどんな風にカーシェアを活用すれば無理なく節約できるかを、3つのライフスタイル別に紹介します。
【プラン①】平日は公共交通、週末だけカーシェア
* 平日の通勤・買い物:電車・自転車・徒歩
* 週末のお出かけ:カーシェアを4〜6時間利用
このプランが最も現実的で、コストパフォーマンスも抜群。
1回あたり2,000〜3,000円程度の利用で、月1万円前後の出費に抑えられます。
向いている人
* 都市部・駅近に住んでいる
* 通勤は公共交通機関中心
* 休日にちょっとしたドライブを楽しみたい
【プラン②】家族でシェア利用+定期パック活用
タイムズカーシェアなどでは「月額基本料込みの定期パック」や「長時間利用割引」も用意されています。
週末の家族ドライブに加え、平日に奥さん・旦那さんが買い物で使うなど、家族で1アカウントを共有することでさらにお得。
例えば、
* タイムズカーシェア「ナイトパック(18:00〜翌9:00)」:約2,500円
* 週末ごとに利用しても月1万円前後
マイカーを持つより、はるかに経済的です。
向いている人
* 車の使用頻度が週1〜2回
* 家族で共有して使いたい
* 維持費を抑えつつ便利さは確保したい
【プラン③】地方でも実践可能!「ハイブリッド利用」
「地方だからカーシェアは無理」と思う方もいますが、最近は駅前やスーパー併設型のステーションが増えています。
公共交通機関と組み合わせて、“必要な時だけ車”を使うスタイルなら、十分実現可能です。
さらに、ガソリン代・保険料込みの料金体系なので、管理コストがほぼゼロ。
特に通勤や子どもの送迎以外ではほとんど車を使わない家庭なら、圧倒的な節約効果があります。
向いている人
* 車の使用頻度が低い地方在住者
* 維持費を削減したい家庭
* 車検・税金の負担を減らしたい
カーシェアで失敗しないためのチェックポイント
1. ステーションの距離を確認
家から徒歩5〜10分圏内にあるかが重要。少し遠いだけで利用頻度が減る傾向があります。
2. 予約の取りやすさ
人気ステーションは週末に予約が埋まりがち。複数サービスに登録しておくと柔軟に対応できます。
3. 料金体系を比較
短時間利用が多いならタイムズカー、長時間ならcarecoやdカーシェアが有利。
利用頻度に合わせて選びましょう。
4. アプリで効率的に管理
アプリで「予約→利用→精算」まで完結。特に給油不要・アプリ解錠型のサービスを選ぶと手間も最小限です。
私が感じた“持たない暮らし”のメリット
* お金の余裕:年間30万円以上の節約
* 心の余裕:車検や保険更新のストレスがない
* 時間の余裕:メンテナンス・洗車の手間が不要
さらに、公共交通機関を使うことで歩く時間が増え、健康面にも好影響がありました。
まさに「節約」と「快適さ」を両立できるライフスタイルです。
まとめ:カーシェアで「賢く使う時代」へ
車は「持つ」時代から「必要な時だけ使う」時代へ。
カーシェアを活用すれば、固定費を大幅に削減しながら、便利さをそのままキープできます。
まずは、あなたの生活パターンに合うカーシェアサービスを調べてみてください。
1ヶ月試してみるだけで、「もうマイカーに戻れない」と感じるはずです。
節約は我慢ではなく、仕組みを変えることから始まります。
カーシェアは、その最初の一歩にぴったりの選択です。


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