「気がついたら水道代が高い…」「電気代やガス代は気をつけているけど、水道代までは対策していなかった」――そんな経験はありませんか?
特に夏や冬は使用量が増え、請求書を見て驚く方も多いと思います。
水道代は固定費の一部であり、工夫次第で大きく節約できる項目です。しかし、間違った節約方法をすると不便さばかりが増してしまい、長続きしないのが現実です。
この記事では、実際に試して効果を感じた「水道代の節約術」を、分かりやすく整理してお伝えします。
家族暮らしの方はもちろん、一人暮らしの方でもすぐに実践できる方法ばかりです。
読み終える頃には「水道代って意外と簡単に下げられるんだ」と安心し、明日からすぐに行動できる具体的なステップを手に入れられるはずです。
机上の空論ではなく、リアルに節約に成功した経験をもとに書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ水道代が高くなるのか?
水道代を節約するためには、まず「どこで多く使っているのか」を知ることが大切です。家庭での水の使用割合は、おおむね以下のように分かれています。
🔶お風呂・シャワー:約40%
🔶トイレ:約20%
🔶炊事(キッチン):約20%
🔶洗濯:約15%
🔶その他(掃除や洗顔など):約5%
このデータから分かる通り、水道代を大きく減らすには「お風呂」「トイレ」「キッチン」「洗濯」の4つの場面で工夫するのが効果的です。
お風呂・シャワーの節約術
1. シャワーは時間を区切る
シャワーは1分間で約12リットルの水を使います。家族全員が5分長く浴びるだけで、数百リットルが一気に増加します。「3分ルール」や「タイマー使用」で意識的に短縮しましょう。
シャワーの水は、頭を洗うときなど、どうしても出しっぱなしになりがちなのですが、これをこまめに止めれば水道代の節約になります。
浴槽1杯分の水の量(200L ~250L)は、シャワーを15分間使用した量に相当します。
もしあなたの家庭で使うシャワーの時間が15分を超える場合は、お風呂に入り、湯船のお湯を使い頭や身体を洗った方が水道代の節約になります。
2. 残り湯を有効活用
お風呂の残り湯は、洗濯や掃除に使えます。特に洗濯機は「お風呂の残り湯ポンプ」を使えば簡単に利用でき、年間で数千円の節約につながります。
[残り湯の活用方法]
お風呂の残り湯は次の用途に利用できます。
🔷洗濯に利用
🔷バルコニーの掃除に利用。
🔷水まきに利用
🔷玄関やベランダの打ち水に利用
🔷洗車に利用
🔷お風呂場等の掃除に利用
残り湯を洗濯に利用する際は、できればお風呂から上がったその日のうちに利用しましょう。
その方が衛生的です。
トイレの節約術
1. トイレを節水型に変える
一昔前のトイレと違い、今のトイレは、少ない水で大も小もきれいに流してくれます。
TOTOによれば、2001年までの従来品は一度の洗浄に13Lを使用していたが、最新モデルでは、3.8Lで洗浄でき、なんと年間で約15,000円も水道代を節約できます。
ですが、初期費用がかなり高く、費用がかかります。
最新型トイレに変えるメリットをメーカーサイトでよく検討してみましょう。
2. 「大」「小」の使い分けを徹底する
意外と見落としがちですが、毎回「大」で流してしまうと無駄に水を使います。小用のときは必ず「小」を選ぶだけでも効果的です。
トイレの年式やメーカーにより差がありますが、「大」と「小」では約2リットルの差があるので、毎回、使い分けることができたらかなりの節水になります。
キッチンでの節約術
1. 洗い物は「ため洗い」
蛇口を流しっぱなしにすると、1分間で約10リットルが無駄になります。洗剤で軽く洗ってからためた水ですすぐ「二槽式スタイル」にすれば、かなり節約できます。
使い終わった食器は、大きめの桶に水をはり、しばらくつけておきます。水の中に入れて置くと汚れがとけて、洗いやすくなります。
2. 食洗機をうまく使う
「食洗機は電気代がかかるから不経済」と思われがちですが、実は手洗いよりも水の使用量が圧倒的に少ないです。まとめ洗いを徹底すれば、トータルで安上がりになるケースも多いです。
食器洗いでの節水を考えた時、「食器洗い乾燥機」を利用することをおすすめします。
「食器洗い乾燥機」は、一般家庭の普及率30パーセント前後であり、贅沢品であると捉えられがちですが、手洗いで洗うことに比べ、水道使用量は10分の1にまで減らせます。
洗濯での節約術
1. まとめ洗いを徹底する
少量の洗濯を何度もするのは水の無駄遣いです。「3日分まとめ洗い」などのルールを決めて、効率よく水を使いましょう。
2. 節水モードを活用する
最近の洗濯機には「節水モード」や「すすぎ1回コース」が搭載されているものがあります。衣類の汚れ具合に応じて使い分ければ、ムダな水を使わずに済みます。
まとめ : 今日から始められる水道代節約の第一歩
水道代の節約は「小さな工夫の積み重ね」がカギです。最初からすべてを実践しようとすると大変ですが、まずは「シャワー時間を2分短くする」や「洗い物のときに流しっぱなしをやめる」など、1つだけでも取り入れてみましょう。
少しずつ習慣化していけば、1ヶ月で数百円、1年で数千円〜数万円の節約が現実的に可能です。浮いたお金を貯金や趣味にまわせば、生活全体の満足度も高まります。
水道代は「我慢する節約」ではなく「工夫する節約」で下げられます。ぜひ今日から試してみてください。
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